玉響Ⅱ ジャケット

QAZZ — 023

レーベル:QAZZ
企画:石田久二
発売元:まるいひと株式会社

玉響Ⅱ

QAZZ-023 / たまゆらⅡ

演奏者

Piano阿部 篤志
Vocal / 祝詞鳥居 史子(MC Mystie)
Clarinet / Bass Clarinet鈴木 孝紀
Violin / Viola鈴木 睦美

鳥居史子:2, 4, 6〜9 鈴木孝紀:1, 3, 4, 6〜9 鈴木睦美:3〜5, 7〜9

収録曲

QAZZレーベル第二十三弾。2024年3月リリースのソロアルバム『玉響』の続編として、ボーカルの鳥居史子(MC Mystie)、クラリネットの鈴木孝紀、ヴァイオリンの鈴木睦美を迎えた4人編成で制作された。すべての曲に阿部篤志のピアノが参加し、ボーナストラック「涙そうそう」と即興的に生まれた「大日如来」を除く全曲が本作のために新たに書き下ろされた。曲によって編成が変わる室内楽的な構成が、前作のソロとの最大の違いだ。

第1曲「稲荷大明神」は鈴木孝紀のバスクラリネットの低音が大地を揺るがすオープニング。第2曲「地蔵菩薩」は阿部と鳥居のデュオで、スペイン語のポエトリーとピアノが悲しみを光へと昇華させる。第3曲「不動明王」はクラリネット・ヴァイオリン・ピアノが三相一体となって迷いを断ち切り、第4曲「観音菩薩」は4人全員が揃う、前作から継承された慈悲の一曲だ。

第5曲「文殊菩薩」は阿部と鈴木睦美のデュオ。プロデューサー石田が「もっとも心惹かれた」と評する一曲で、前作の幾何学的な「文殊菩薩」とは対照的に、シューマンのロマンスを思わせる詩情豊かなデュオに仕上がっている。第6曲「弥勒菩薩」はクラリネットとピアノによる即興にポエトリーが重なる、アルバム中もっともジャズ色の濃いトラックだ。

第7曲「釈迦如来」、第8曲「大日如来」はともに4人全員での演奏。とりわけ「大日如来」は阿部のスケッチをもとに即興的に生まれた一曲で、宇宙との合一を描くクライマックスとなる。ボーナストラックの「涙そうそう」では、鳥居がウチナーグチ(沖縄方言)による歌唱を披露している。

一度は「最初から最後まで、ただ耳を傾ける時間」を持ってほしい。地球から宇宙へと流れるエネルギーが体内を確かに通過し、異次元の「自分」へと更新される体感を味わえるはずである。前作のソロと合わせて聴くことでその深みは倍増する。

レーベル:QAZZ
企画:石田久二
録音・編集:芹澤薫樹
デザイン:菅原沙耶
発売元:まるいひと株式会社