それから

QAZZ — 010

企画:石田久二
発売元:まるいひと株式会社

それから

QAZZ-010

演奏者

Piano / Arrangement豊秀 彩華
Alto & Soprano Sax江澤 茜(except 6)
Bass手島 甫
Drums山崎 隼

試聴

収録曲

QAZZレーベル第十弾。ピアニスト豊秀彩華のリーダーアルバム。プロデューサー石田がイベントで偶然言葉を交わしたことがきっかけで、まずはアルトサックス奏者・江澤茜のアルバムを企画しようとしたところ、豊秀リーダーの方が面白いのではという直感から本作が動き出した。江澤、ベースの手島甫、当時最年少21歳のドラム山崎隼を迎え、2023年1月の初音合わせから2か月後の本番では、豊秀がリーダーとしてメンバーを牽引する別人のような成長を見せたという。

1曲目「春の波」は豊秀のオリジナルで、俳句の季語から取られたタイトルに「希望」が託されている。「Donna Lee」はチャーリー・パーカーの代表的スタンダードを、奇をてらわず力の抜けたソロで聴かせる。「駅」は竹内まりやの代表曲を、コード進行を変え6拍子・アップテンポにアレンジ、原曲の歌謡曲らしさを薄めた意欲作だ。

「If I Should Lose You」は本作中最長の演奏時間を誇る王道ジャズ、タイトルチューン「それから」は豊秀のオリジナルで「前向きになれたらいいなあ」という思いが込められている。「Holy Land」はピアノトリオでの演奏、Horace Parlanへのオマージュとしてジャズの系譜を受け継ぐ一曲。「Waltz for Debby」はビル・エヴァンスとの出会いがジャズを志すきっかけとなった豊秀にとって特別な一曲で、あえてマイナーに転調するアレンジが施されている。

「Recorda-Me」は山崎隼のドラムを聴かせるための選曲、ラストの「For Heaven's Sake」はケニー・バロンとチャーリー・ヘイデンの名演に着想を得たバラード。ピアノトリオにワンホーンという王道のジャズフォーマットで制作された、QAZZレーベルにとって一つの転機となった作品である。

品番:QAZZ-010
企画:石田久二
発売元:まるいひと株式会社