QAZZ — 015
レーベル:QAZZ
企画:石田久二
発売元:まるいひと株式会社
QAZZ-015 / Mackin-Qazz PGG Orchestra
演奏者(主要)
試聴
収録曲
QAZZレーベル第十五弾。2023年10月23日、大阪・ザ・シンフォニーホールで行われたコンサート『Mackin-Qazz PGG Orchestra ~JAZZ Legendへ大胆に捧ぐ~』のライブ録音。全国から集まった50名のフルオーケストラによる、チャーリー・パーカー、ベニー・グッドマン、ジョージ・ガーシュイン(PGG)へのトリビュートコンサートから、当日演奏された14曲の中から厳選した6曲を収録している。
オープニングの武満徹「翼」は、現代音楽の作曲家とは思えないほどメロディアスで美しい小品。合唱曲として歌われることの多いこの曲を、池川眞常のサックスが歌うように奏でる。
パーカー・プログラムからは「All the Things You Are」と「Embraceable You」の2曲。アルトサックスのソリストは江澤茜。杉山正明による現代的なアレンジでパーカーの面影を残しながらも、聴き慣れたスタンダードに新しい息吹を吹き込んでいる。「All the Things You Are」はアルトとオーケストラの4バース交換が聴きどころで、豊秀彩華の短いながら雄弁なピアノソロも光る。「Embraceable You」はオーケストラのメロディにアルトが寄り添うスタイルで進み、終盤のアルトによる長いカデンツァが白眉となっている。
グッドマン・プログラムからは、クラリネットの土井徳浩によるデュオ「Memories of You」を収録。土井とプロデューサー石田の恩師であり、10年前に逝去したクラリネットの名手・濱田伸明先生への追悼の思いを込めた演奏である。続く「Sing, Sing, Sing」は現代的かつ大胆なアレンジで、土井のモダンなクラリネットソロに加え、フィナーレでの小澤篤士によるハイトーンソロが会場を圧倒した。
ラストはこのコンサートの発端となったガーシュイン「Rhapsody in Blue」。阿部篤志のピアノにより、通常の演奏より長い26分にわたって披露された。クラシック・ジャズ・トラッド・ロックンロール・現代音楽までを広くカバーした杉山のアレンジが、唯一無二の「ラプソディ」へと昇華させている。
品番:QAZZ-015
録音:河本徹
編集:芹澤薫樹
写真:大西保孝
装丁:菅原沙耶
企画:石田久二
発売元:まるいひと株式会社