QAZZ — 025
企画:石田久二
発売元:まるいひと株式会社
QAZZ-025
演奏者
収録曲
Hitomi(Vibraphone):2, 4, 5, 8, 9
淵野日奈子(Violin):1, 7, 9
豊秀彩華(Keyboard):3, 6
QAZZレーベル第二十五弾。「Plays the Great Japanese Songbook」シリーズ第三弾。第一弾の井高寛朗(017)、第二弾の豊秀彩華(021)に続く本作は、結果的に前2作のジャケットが夏と春を連想させる色合いになったことから、「それなら3作目は秋で」と急遽決まった一枚。秋桜、木枯らし、もみじといった季節の楽曲に加え、どこか秋を思わせる切なさを帯びた昭和・平成のヒット曲が選ばれている。
主役はピアニストの工藤舜也。QAZZには過去2作にピアノ・アレンジで参加しており、本作も全曲を工藤のピアノとアレンジで構成した。さらにビブラフォンのHitomi、ヴァイオリンの淵野日奈子、前作に続き豊秀彩華のキーボードを迎え、デュオとトリオの編成で録音している。工藤は昭和音楽大学の後輩である淵野・豊秀に声をかけ、Hitomiは石田の知人で演奏者たちとは初対面だったというが、ジャズという共通言語の上でそれぞれの個性がぶつかり合う名演が生まれた。
1曲目「秋桜」はさだまさし作、淵野のヴァイオリンが素直なメロディを奏でた後、スリリングなビバップへと展開する。「蒼いフォトグラフ」は松田聖子の隠れた名曲で、Hitomiのビブラフォンがビロードのような音色で切なさを引き立てる。「木枯らしに抱かれて」は高見沢俊彦作、豊秀のキーボードとのデュオによる珍しい鍵盤同士の対話が楽しめる。
「悲しみよこんにちは」は玉置浩二作、Hitomiとのデュオでテーマからアドリブ、原曲のアカペラシーンの再現まで聴かせる本作随一の聴きどころ。「MajiでKoiする5秒前」は竹内まりや作を素直などジャズに昇華し、「LOVEマシーン」は豊秀とのデュオでファンキーに仕立てた。「また あした」は淵野のヴァイオリンが歌う控えめな佳曲、「プラネタリウム」は大塚愛のファンだという工藤こだわりの選曲だ。
ラストの「もみじ」は1911年生まれの大スタンダードを、ピアノ・ビブラフォン・ヴァイオリンのトリオで演奏。日本人の郷愁を呼び覚ますアレンジで、シリーズを締めくくっている。
品番:QAZZ-025
企画:石田久二
発売元:まるいひと株式会社