J'adore la clarinette

QAZZ — 014

企画:石田久二
発売元:まるいひと株式会社

J'adore la clarinette

QAZZ-014

演奏者

Clarinet / Basset-horn北川 靖明
Clarinet鈴木 孝紀
Piano蒲生 祥子
Piano / Arrangement永田 有吾

北川靖明:1〜9, 11, 12(バセットホルンは1〜6, 8, 11)
鈴木孝紀:1〜8, 10〜12
蒲生祥子(Piano):1〜6, 8, 9 永田有吾(Piano):7, 10〜12

試聴

収録曲

QAZZレーベル第十四弾。アルバム名義の北川靖明は、プロデューサー石田の中高の後輩で、6年間同じ吹奏楽部に所属した間柄。高校1年生時、石田がJack BrymerやLeopold Wlachによるモーツァルトの演奏を北川に聴かせたことが音楽への目覚めのきっかけになったという。クラシック奏者としてベルギーで演奏者資格を取得した北川に、大阪を拠点に活動するジャズクラリネット奏者の鈴木孝紀を迎え、クラシック8割・ジャズ2割という野心的な編成で制作された。

本作最大の特徴は、現代ではほとんど使われないクラリネット属の楽器バセットホルンを積極的に起用したこと。モーツァルトの《クラリネット三重奏曲 K.498「ケーゲルシュタット」》(本来はピアノ・ヴィオラ・クラリネット編成)のヴィオラ部分をバセットホルンに置き換えるという、おそらく本邦初となる試みに挑んだ。続くメンデルスゾーンの《コンツェルトシュテュック第2番》もクラリネットとバセットホルンのための原曲通りの編成で演奏されている。

ピアノはクラシック部門を蒲生祥子(パリ国立高等音楽院卒)、ジャズ部門を永田有吾が担当。「Bluesette」はトゥーツ・シールマンスのジャズスタンダードを永田編曲でジャズ風クラシックとして、「Vocalise」はラフマニノフの名品を蒲生の完璧なサポートで聴かせる。「Viktor's Tale」は映画『ターミナル』のジョン・ウィリアムズ作、「Blue and White」は鈴木孝紀のオリジナルでECMを思わせる透明感のある世界が広がる。

「人生のメリーゴーランド」は久石譲によるジブリ作品の名曲、ラストの「Memories of You」はベニー・グッドマンの代表曲を、おそらく本邦初公開となるバセットホルンによるイントロから始め、ジャズとクラシックの両輪をひとつのアルバムに結実させて締めくくる。

品番:QAZZ-014
企画:石田久二
発売元:まるいひと株式会社